ワーキングホリデーの特長とは?メリット・デメリットを徹底解説!

最終更新日:2024/02/12

ワーキングホリデー メリット デメリット

「ワーキングホリデーをしたい」
「でも本当にワーホリで良いのかな……」

と悩んでいませんか?

ワーキングホリデー制度は海外で勉強やアルバイト、観光など自由に約1年間過ごせる制度です。

渡航先は日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国に限られますが、海外でフルタイムで働ける、勉強も仕事も両方体験できるといったメリットがあります。2024年1月現在、29カ国が対象国となっています。

一方で「すぐに仕事が見つかるとは限らない」などデメリットがあるのも事実です。

どうしてもデメリットが目に付き、渡航をなかなか決断できないこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は、ワーキングホリデーの概要からメリット・デメリット、ワーキングホリデーを成功させるコツを解説します。

自分の留学方法が本当にワーキングホリデーで良いのか悩んでいる人は参考にしてみてください。

※記事は2024年1月時点の情報を参考にしています。
記事内ではオーストラリアドルをAUD、ニュージーランドドルをNZD、カナダドルをCAD、イギリスポンドをGBP、ユーロをEURと表記し、為替レートには2024年1月30日時点での情報を参照し、1AUD=100円、NZD=93円、1CAD=112円、1GBP=191円、1EUR=161円で計算しています。

監修者

留学カウンセラー:木下 成美

留学カウンセラー:木下 成美

2015年ワーキングホリデーでオーストラリアへ渡航、2年間さまざまな都市で過ごした後、フィリピンへ渡航。バギオの英語語学学校のスタッフとして2年間勤務。帰国後は公立小学校にて英語インストラクターとして働くが、世界に飛び立つ人を応援したいと思い再度留学業界に従事。

ワーキングホリデーとは?

ワーキングホリデー メリット

最初にワーキングホリデーがどのような留学方法なのか、どんな国で可能なのか紹介します。

ワーキングホリデーは約1年海外で自由に過ごせる制度

ワーキングホリデーとは海外で約1年間の期間中、勉強や仕事、ボランティア、アクティビティなど自分の好きな過ごし方で長期滞在ができるビザです。日本と協定を結んでいる国に限られますが、海外生活を体験することができます。

2024年1月現在、日本人がワーキングホリデーできるのは29ヶ国です。1980年にオーストラリアと協定を結んだことから始まり、近年はラトビアやイタリアなどヨーロッパ圏の国が増えました。

ワーキングホリデーの対象国

2024年1月時点では、以下の国・地域でワーキングホリデーが可能です。ビザの発給数が限られている国があり、抽選となるケースがあります。

【北米・オセアニア】

・カナダ
・オーストラリア
・ニュージーランド

【ヨーロッパ】

・アイスランド
・アイルランド
・イギリス
・オーストリア
・スロバキア
・チェコ
・ハンガリー
・ポーランド
・オランダ
・ドイツ
・フランス
・イタリア
・スペイン
・ポルトガル
・デンマーク
・ノルウェー
・フィンランド
・スウェーデン
・エストニア
・ラトビア
・リトアニア

【南米】

・アルゼンチン
・チリ

【アジア】

・韓国
・台湾
・香港

他の留学方法との違いは過ごし方の自由度と年齢制限

ワーキングホリデーは、学生ビザなどの他の留学方法と比べると、次の点が異なります。

  • ・現地での過ごし方の自由度
  • ・年齢制限

現地での過ごし方の自由度

冒頭でも紹介したように、ワーホリ中は就学や就労、観光など現地でどのように過ごすかは個人に委ねられています。

他の留学方法ではアルバイトができない、就労が可能でも週に20時間と労働時間が限られているなど、働くことは難しい状況です。

対してワーホリはどの国でも就労が許可される上に、基本的に週の労働時間に制限はありません。また就学や就労をせずに、ゆったりと過ごすことも可能です。

ワーホリは自分の思うまま、自由に海外生活を過ごせる上に、勉強や就労などいろいろと組み合わせてアレンジすることも可能です。

自由度が高い分、自分がやりたいことも実現しやすいでしょう。

年齢制限

ワーキングホリデーはビザの申請に年齢制限があります。

ほとんどの国でビザの申請時点で18〜30歳という制限が設けられており、18歳以下の高校生や31歳以上の社会人はワーホリをすることができません。

ワーホリを知ったタイミングでは制度を活用できず、他の留学方法にせざるを得ないこともあります。

ただし申請時点で30歳であれば、出発時や滞在中に31歳を迎えることは問題ありません。あくまで申請時点の年齢と考えましょう。

ワーキングホリデーのメリット5つ

ワーキングホリデー メリット

ワーキングホリデーは他の留学方法とは違った制度のため、メリットがいくつかあります。

代表的なメリットとして、

  • ・自由な計画で約1年海外に滞在できる
  • ・海外でフルタイムで働く経験ができる
  • ・仕事も学業も両方体験できる
  • ・語学力が伸びる
  • ・グローバルな交友関係ができる

を紹介します。

メリット(1)自由な計画で約1年海外に滞在できる

ワーキングホリデーは自由度が高い分、語学学校に通う、アルバイトで海外での仕事を経験するなど、自分オリジナルの計画を実現できます。

1年という長期で、ここまで自由度の高い留学方法は他にありません。時間が十分にある中で制限もないとなると、いろいろなことに挑戦するハードルが下がります。

自由な長期滞在だからこそ、日本で生活する1年とはまた違った経験をすることが可能です。

実際、私もイギリスでのワーキングホリデー中、自由な過ごし方を楽しみました。午前中は語学学校に行き、午後は学校でできた友人と宿題をしたり、観光に出かけたりしました。夜はパブでアルバイトをして、英語での接客を楽しみながら、生活費や娯楽費を稼ぎました。週末はイギリス国内や近隣のヨーロッパの国に旅行に行き、たくさんの思い出ができました。

語学の学習・現地で働く経験・国内外の名所めぐりをバランスよく体験でき、大満足のワーキングホリデー生活でした。

メリット(2)海外でフルタイムで働く経験ができる

ワーキングホリデーは就労が許可されている上に、週の労働時間にほぼ制限はありません。

短時間のアルバイトではなく、海外でフルタイムで働く経験ができるのもワーホリならでは。

働く時間が長くなるとお給料が増えるため、「しっかりとお金を稼ぎたい」「貯金したい」という目的も達成しやすいです。特にオーストラリアなど一部の国は時給が高いため、やりくりすれば貯金しやすい環境です。

実際に業務を体験することで、自分にその仕事や国での生活が合っているのか、確かめることも可能です。

一度体験して分かるからこそ、今後の人生も自分に合った選択ができるでしょう。

期待できる職業は語学力によって異なります。

英語力が初級の場合は、クリーニング、ファームでの農作業、工場の作業員、日本食レストランのキッチン担当、フードデリバリーなど。中級程度であれば、ツアーガイド、カフェ店員、オフィスワーカーなど、選択肢が増えます。

また、日本での経験が活かせる職業もあります。美容師・オペア・セラピスト・バリスタなどは、語学に自信がなくても、これまでの経験を活かせる可能性があります。

人気国の最低時給と月収イメージ

ワーキングホリデーの場合、現地で働くことを想定している人が多いと思います。人気国の最低時給と月収イメージは以下の通りです。
※月収は月160時間働いたことを想定して算出。

最低時給 最低時給に基づいた月収イメージ
オーストラリア 23.23AUD(約2,323円) 37.2万円
ニュージーランド 22.70NZD(約2,111円) 33.8万円
カナダ 14〜19CAD(約1,568〜2,128円)
※州によって違いあり
30万円
※ブリティッシュコロンビア州の最低時給16.75CADの場合
イギリス 10.42GBP(約1,990円) 31.8万円
アイルランド 12.70EUR(約2,044円) 32.7万円

収入だけを見ると、日本よりも稼げるように見えるかもしれませんが、現地の物価も日本よりも高い可能性があります。また、すぐに仕事が見つからない可能性もあるため、ある程度の資金を用意しておくと、無理なく生活できるでしょう。

他の国の収入イメージについては、以下記事をご覧ください。
ワーキングホリデーで給料はいくらもらえる?月収の金額イメージや生活費などを経験者がお伝えします

仕事によってはキャリアにつなげられる

ワーホリ中に興味のある仕事を経験すると、その仕事に必要なスキル・経験が分かります。その経験をもとに就職・転職活動の準備をすれば、仕事に適したスキルがあると判断され、採用される可能性も高まります。

滞在中に語学を身につけることができれば、外資系企業や商社への就職が検討できます。カフェでバリスタの経験ができれば、日本で自分のお店を持つことも考えられるかもしれません。

ワーキングホリデーをきっかけとして、キャリアチェンジやキャリアアップを実現することも可能です。将来のことを考えた

メリット(3)仕事も学業も両方体験できる

先述の通り一般的な留学とは違い、仕事と学業の両方に取り組めることがワーキングホリデーの大きなメリットです。

国によっては、同一雇用主の元での就労期間が定められている、語学学校に通えるのは最初の数カ月までなど、制限があるのは事実です。

しかし数カ月から半年の就労であればフルタイムで可能、または数カ月であれば語学学校で勉強することはできます。

例えば、午前中に語学学校に通い午後からレストランなどで働いたり、9時から17時までオフィスで働き、夜間の語学学校に通ったり、様々な方法で両方を経験することができますよ。

長期に渡って現地で語学力を磨いたりビジネス経験を積んだりすることで、今後の仕事に役立つスキルを得ることができます。その結果、帰国後の転職活動などもスムーズに進むはずです。

メリット(4)語学力が伸びる

上述の通り、ワーキングホリデーでは基本的には就学も就労も可能です。語学学校に通うことで基礎的な英語を学ぶことができるということに加え、仕事を通して頻出フレーズやスラング、現地の人の話し方の特徴などを学ぶチャンスがあります。

私は語学学校で3カ月ほど勉強したのちにパブで働き始めました。語学学校で基礎的な英語力を身につけた上で、現地の生の英会話に毎日触れるチャンスを得ることができたため、効率的に会話力や語彙力を伸ばすことができ、雑談を楽しめるようになりました。

就学と就労の両方が可能であることのメリットは非常に大きいですよ!

メリット(5)グローバルな交友関係ができる

語学学校で出会う友人は、現地の人よりも、海外から語学を学びにきた人が中心となります。

ワーキングホリデービザを取得し、現地の仕事を得ることができたら、日本以外の国出身の同僚ができたり、現地出身のお客様と仲良くなる機会があったり、様々なきっかけで世界のどこか出身の友人を得ることができるかもしれません。

ホームステイやシェアハウスでの出会いも、帰国後にも連絡を取り合ったり、一緒に旅行に行ったりできる友人を得られる機会になるかもしれません。

所属するコミュニティーが増えることで、よりグローバルな交友関係を築くチャンスも増えます。

世界各国に友人が欲しい人、現地の人と知り合いたい人、どちらにとっても、ワーキングホリデービザを取得することでチャンスを増やすことができるでしょう。

ワーキングホリデーのデメリット5つ

ワーキングホリデー メリット

ワーキングホリデーはメリットがたくさんありますが、中にはデメリットもあります。

よくあるデメリットとして、

  • ・留学先は限られる
  • ・過ごし方によってはキャリアに空白ができる
  • ・海外で過ごすだけで語学力は伸びない
  • ・必ず仕事が見つかるとは限らない
  • ・一部の国は就学・就労期間に制限がある

を紹介します。

デメリット(1)留学先は限られる

冒頭でワーキングホリデーは日本と協定を結んでいる国に限られるとお話しました。対象の29ヶ国以外はワーキングホリデービザを活用できず、人によっては希望の国がワーホリの対象外の可能性もあります。

たとえば留学先として人気のアメリカは、ワーキングホリデーの対象に入っていません。アメリカに留学したい場合は別の留学方法を探すか、他の国に変えることになります。

必ずしも希望の国でワーキングホリデーができるとは限らないことは理解しておきましょう。

デメリット(2)過ごし方によってはキャリアに空白ができる

ワーキングホリデーは現地で十分な就労経験を積むと、帰国後のキャリアアップ・キャリアチェンジも実現できるとお伝えしました。

しかし、ただワーキングホリデーをするだけで帰国後の転職活動がうまくいく訳ではなく、場合によってはワーホリの1年が空白の期間となる可能性もあります。

帰国後の就職・転職活動でよく確認されるのは、ワーホリの目的と現地で身に付いたスキルです。

なんとなくワーホリをした人は現地でもなんとなく過ごして終わってしまうため、スキルもあまり身に付かない傾向です。就職・転職活動でアピールできるものがなく、ただ海外で遊んでいただけと見なされてしまいます。

そうなるとワーホリの1年間はマイナスな見方をされ、キャリアに空白が生まれます。1年の空白は良い印象がないため、帰国後の転職活動で足を引っ張るかもしれません。

どういう目標を持って渡航し何を得られたか、キャリアのブランクの理由を説明できるようにしておきましょう。

デメリット(3)海外で過ごすだけで語学力は伸びない

ワーホリに限らず留学でよくある誤解に「海外で過ごせば英語力も身に付く」といったものがありますが、間違いです。

英語力は毎日予習・復習をする、自分から覚えた単語やフレーズを積極的に使うことでやっと身に付きます。海外で英語を見聞きして生活するだけでは習得できません。

自分の英語力に合わせて「最初の3カ月は語学学校に通う」「ワーホリで渡航する前に、語学留学して語学力を身につけておく」「渡航前にオンライン英会話で勉強する」などのプランを練らないと、ただ渡航したという事実だけになり、英語が話せないまま帰国することになります。

語学力が伸びないと、家を探したり銀行口座を開設したり、生活基盤を整えることにも苦労することが予想されます。目標達成といった観点だけでなく、日常生活を送る上でも語学力は必須となりますので、継続的な努力が必要です。

また、現地で日本人と過ごし日本語中心で生活してしまったために、語学力が身に付かなかったという話もよく挙げられます。快適に楽しく過ごすことはできるかもしれませんが、語学力の向上という観点では失敗に挙げられます。語学力を向上したいなら、日本人同士で群れず、積極的に現地の人たちとコミュニケーションを取るように心がけましょう。

デメリット(4)必ず仕事が見つかるとは限らない

ワーキングホリデーはあくまでも現地で働く権利を得られるだけで、雇用を保証するものではありません。

仕事は自分で探す必要があるため、アルバイト探しがうまくいかないと仕事が見つからない可能性も十分あります。

とくに現地の仕事はネイティブ相手に働くため、英語力が低いとなかなか採用されません。求人の数が少ないタイミング、働ける場所が少ない地域でも仕事は見つかりにくいです。

さらに、コロナによる規制がほぼ撤廃された現在、ワーホリ希望者が以前よりも多くなっています。特にオーストラリアでは以前よりも仕事を見つけることが難しくなったとの声も上がっています。

渡航時の求人状況や自分の英語力・スキルが原因で最初から仕事が見つからないケースもあるため、仕事探しやスキルアップの工夫込みで1年の計画を立てておきましょう。

私が渡航したのはコロナ前でしたが、日本人がいない環境で接客の仕事をしたいと考えており、就職活動には苦戦しました。いくつか面接をすればすぐに仕事を得られると甘く考えていましたが、実際は50社以上にCV(履歴書)を送り、面接までたどり着いたのはたったの3社。運良くその中から、やりたいと思っていたパブでの接客の仕事を得ることができました。

語学が堪能でその業界で働いた経験がある人と1つの仕事を取り合った時に、自分が勝てるポイントはどういうところなのか?他の人と比べた時に自分が何が得意なのか?言語化してアピールできるようにしておきたいですね。

デメリット(5)一部の国は就学・就労期間に制限がある

ここまでも少し触れていますが、ワーキングホリデーは厳密にいうと休暇を目的としたビザです。仕事や勉強がメインではないため、就学・就労期間に制限を設けている国もあります。

たとえばオーストラリアの場合、次の通りです(※1)

  • ・就学期間:最大4カ月
  • ・就労期間:同一雇用主の元では最大6カ月

その他にも語学学校に通える期間など、制限のある国がいくつか存在します。

勉強やアルバイトを目的にワーキングホリデーを考えている人は、各国の条件を確認しておきましょう。

ワーキングホリデーをおすすめする人の特徴

ワーキングホリデーをおすすめする人

海外で生活してみたい、海外で働くことに興味がある人にとって、ワーキングホリデーは魅力的な制度です。

自由度の高い制度ですが、中でも次のような人におすすめです。

  • ・ビザ申請時に18〜30歳の人
  • ・海外での生活・就労を考えている人
  • ・しっかりとお金を稼ぎたい人
  • ・一定の英語力がある人
  • ・勉強も就労も経験したい人

ワーキングホリデーの魅力は約1年の長期滞在や就労が許可されていること。長く滞在しながらフルタイムで働ける制度はワーホリに限られるため、とくに海外で働いてみたい人にはおすすめの制度です。

ワーホリビザは1国につき1回のみ。貴重な時間を有効に使うためにも、プレインターミディエイト(中下級レベル)に満たない方の場合は、まずは学生ビザや観光ビザでの就学、もしくはフィリピンとの2カ国留学がおすすめです。

ワーキングホリデーが失敗に終わる原因と対策3つ

ワーキングホリデー メリット

ここまでワーキングホリデーのメリットやデメリットを解説しましたが、自分にワーホリが向いていても、現地の過ごし方によっては失敗に終わる可能性もあります。

そこで最後に、ワーキングホリデーが失敗に終わる原因と対策を3つ紹介します。

原因(1)毎日なんとなく過ごしていた

何度かお伝えしたように、現地でなんとなく過ごしてしまうとワーホリが終わる頃には何もスキルが身に付いていなかった……という事態になりかねません。

帰国後の就職・転職活動で重視されるのは現地で何をしたか、どんなスキルが身に付いたかです。

社会人の場合はとくにスキル重視で選考されるため、ワーホリの目標が何で、何を得たのか、何が身に付いたのか、明確に説明できる状態にしておくのが理想です。

対策(1)目的を考える

現地でなんとなく過ごしていたという事態を避けるには、事前にワーホリの目的を考えておきましょう。

目的は、自分がワーキングホリデーをしたいと思った理由で構いません。

目的があると現地で自分がすべき行動も定まるため、ダラダラと過ごしてしまうことがなくなります。行動すると何かしらの経験は得られるので、そこからスキル習得につながることもあります。

仕事も勉強も遊びも自由にできるワーキングホリデーですが、この貴重な1年間で自分はどうなりたいのか、何を成し遂げたいのかなど、一度じっくり考えてみてください。
どうしてみんな留学するの?留学経験者の留学理由や目的とは

原因(2)語学力が伸びなかった

ワーキングホリデーで約1年過ごしたけれど、語学力が身に付かなかったという失敗もよくあります。

海外で1年も生活すると、自然に英語が話せるようになるイメージがありますよね。そのイメージから事前の英語学習や現地での勉強をしなかったことで、1年経っても語学力が変わっていないというケースが見られます。

日本人コミュニティーに身を置いていたため、英語を話すチャンスが少なく、語学が身に付かなかったという意見もあります。

対策(2)最初の3カ月は語学学校に通う

語学力を伸ばすには、ワーホリの最初3カ月ほどを語学学校に通う期間にしましょう。

先述した通り、海外で生活するだけでは英語力は伸びません。予習や復習をしたり、実際に覚えた単語を使ってみたりすることで、初めて英語力が身に付きます。

英語を学んだり使ったりする場所として、語学学校に通うのがもっともおすすめ。勉強はもちろん、現地の友達を増やすことにもつながり、ワーホリ生活がさらに充実します。一緒に勉強する仲間がいることで、モチベーションが向上し、英語力アップにも繋がりますよ。

学費は少々かかりますが、のちに仕事を得られれば回収できます。ここで語学力が伸びず、仕事を得られないままとなるよりも、効率的かもしれませんよ。
ワーキングホリデーに必要な英語力とは?体験談から英語学習のコツまで解説

原因(3)仕事が見つからず、生活がギリギリになった

ワーホリの醍醐味は現地で働けることですが、そのときの求人数や自分のスキル・経験によっては仕事はすぐには見つかりません。

ワーホリが始まってすぐに働くつもりでも、仕事が見つからなくて数カ月何もすることがないといったケースも考えられます。

その結果、仕事が見つからずに貯金が少なくなり、生活を切り詰めるといったことも起こり得ます。

対策(3)事前に貯金をしておく・レベルを下げてステップアップする

すぐに仕事が見つからないことを予想して、事前にしっかりと貯金しておきましょう。

目安は3カ月〜半年分の生活費。国にもよりますが、100〜150万円前後あると安心です。

貯金さえあれば仕事が見つからなくても生活費を賄える上に、生活を切り詰めて貧乏な生活になることも避けられます。

せっかくの海外生活でやりたいことを我慢しないためにも、ある程度の貯金で備えておくことをおすすめします。
ワーキングホリデーに必要な貯金額はいくら?現地でお金を貯めるコツについても解説!

また、最初から最終目標に挑むのではなく、自分の語学力や経験に見合う目標を立ててみてはいかがでしょうか。語学に自信がないなら、まずは日本食レストランのキッチンで働いて生活費を稼ぎ、並行して勉強して転職しステップアップするのも一つの方法です。

生活がギリギリになると心に余裕がなくなり、せっかくのワーホリが楽しめなくなってしまうかも。「まずは生活費を稼ぐ」「まずは語学力を伸ばす」のように、強いこだわりは一度捨て、クリアできる目標を立てて前進していきましょう。

まとめ

ワーキングホリデーのメリットやデメリット

今回はワーキングホリデーのメリットやデメリットを解説しました。

おさらいすると、メリットは次の5つです。

  • ・自由な計画で約1年海外に滞在できる
  • ・海外でフルタイムで働く経験ができる
  • ・仕事も学業も両方体験できる
  • ・語学力が伸びる
  • ・グローバルな交友関係ができる

デメリットもありますが、事前に失敗するケースや対策を知っていれば、充実したワーキングホリデー生活を送ることは可能です。

今回の記事を参考に、まずは自分がなぜワーホリをしたいのか?自分の英語力はワーホリするのに十分なのか?と、じっくり考えてみましょう。

ワーキングホリデーを決めた方、行くかどうか相談したい方は、無料相談も受け付けています。気になる方は以下のLINEからお気軽にお問い合わせください。

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